勇気、強い意志、揺るぎない信念

『聖書』にユディトという章が有ります。

ユディトは大変美しく賢い女性で、未亡人でした。

夫のマナセは日射病で亡くなりますが、多くの財産を残していました。

ユディトは深い信仰心を持っていて、イスラエルの民から尊敬を受けていました。

時にアッシリアの王ネブカドネツァルが勢力を増し、

アッシリアに従わない国に進行し、

ユダヤの地ベトリアにも総司令官ホロフェルネスを派遣して進軍して来ます。

食料と水源を絶たれたユダヤの民は、死を待つばかりの状態となり、

長老のオジアは降伏を決意します。

長老が降伏の意を決したと聞き及んだユディトは、

長老と主だった民を集め、自分はある考えで策略を用いて単身敵の陣営に向かうと告げて、

侍女を引き連れて総司令官ホロフェルネスの元へ向かいます。

敵の陣営では大変な美貌の女性が敵地からやって来たということで、

早速、総司令官ホロフェルネスに面会させます。

ユディトは、敵陣の衆人環視の中で総司令官ホロフェルネスから、

何ゆえユダヤの民を離れてこちらに投降するのかと尋ねられます。

ユディトは虚実を織り混ぜながら、

ユダヤの民は本来神への信仰のみに生きねばならないのに、

その心は神から離れて、このような窮地を招く結果に繋がってしまったこと、

アッシリアの王が総司令官ホロフェルネスをユダヤの地に派遣したことも、

神の深遠な意向によるものだと判断したため自分はこちらに参ったのだと説明します。

その間、ユディトの立ち振る舞い、説明の要旨、

声色全てがあまりに立派であったため、敵陣の誰もが、

このような女性がいるユダヤの民族は、

決して侮るべきだはないと心を改めるとともに、

この女性の美しさと賢さは、自国でも他国でも見たことはないと

羨望と恐れを抱く程でした。

総司令官ホロフェルネスも目の前の女性に圧倒されながらも、

心のうちで欲情を抱きます。

敵陣ではユディトを賓客のようにもてなし、

敵陣に於いてもユディトが望む“ユダヤのしきたり”を続けることを許します。

さて、ある晩の酒宴の席にユディトが呼ばれ、

総司令官ホロフェルネスの酌の相手をさせ、

ユディトと床を共にしようと図られます。

総司令官ホロフェルネスは高鳴る欲望の波にのまれ、

これまでに経験がないほどの酒量を口にし、

そのまま泥酔してしまいます。

機を見たユディトは、剣を引き抜くや

総司令官ホロフェルネスの首を落として筒に入れて敵陣を後にするのでした。

ユダヤの地ではユディトが総司令官ホロフェルネスの首を持ち帰ったため、

歓声の声が上がり、そのどよめきが敵陣まで響き渡りました。

ユディトの命令でただちに浮き足立っている敵陣に攻めかかったため、

総司令官ホロフェルネスを失ったアッシリア軍は、

総崩れとなり、以降、ユディトが存命中には

ユダヤの地に侵攻してこなかったという話です。

『聖書』には、非常に多くの人物が登場します。

そして、人間は長い年月が経っても

少しも変わらないんだなぁと再認識させられます。

また、人間はその心=内面は大きな

違いがあるんだということも感じます。

ユディトにしても以前記事にしたヨブにしても、

強い意志と揺るぎない信念、信頼がハートに埋め込まれているのだと感じます。

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成功者と言われる人たちも、

よく考えるとみんなその要素を持ち合わせているようです。

粘り強さ、強い意志、揺るぎない信念、

聖書を読んでも、見えない内側のハートがいかに大切かが感じられます。

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